作文研究2018開催情報

  • 日 時:2019年1月13日(日) 10:00 - 17:30
  • 場 所:早稲田大学早稲田キャンパス3号館601教室
  • 主 催:科研費による共催。課題番号:18K00680,16K02795,16K16885,17H02351,16K02794

プログラム

第1部(10:00~11:00)「作文研究の多様性」

(多様な視点から作文をとらえ,それを分析することの重要性,面白さを伝える内容の研究)
伊集院郁子 評価結果に基づく意見文の特徴ー評定値・評価コメント・意見文の分析ー
【発表資料(PDF)】
日本語意見文30編を対象に,得点群ごとの特徴および評価が一致しやすい特徴・一致しにくい特徴を明らかにする。
由井紀久子 プロフィシェンシーの観点から見た中級意見文
【発表資料(PDF)】
中級レベルでは意見文を扱うことが多い。単に自分の意見を根拠に基づいて述べる練習として捉えるだけでなく、アカデミック・ライティングのプロフィシェンシーの観点から意見文を考察する。

第2部(11:00~12:00) ポスター発表(午前の部)


前川孝子 意見の類型にもとづく意見文の類別とその特徴―文章構造と事実を述べた文に着目して―
【発表資料(PDF)】
本発表では、意見の類型にもとづき意見文の文章構造を類別し、各文章の中における事実を述べる文の分析を通し、それぞれの意見文の傾向について言及する。
程 競儀 学習者は教師からの作文フィードバックをどう活用するか―中国人中級日本語学習者への考察を中心に―
【発表資料(PDF)】
教師の作文フィードバックに対し、中国人日本語学習者がどのように利用し、修正に反映させているかを明らかにする。
岡田素子 教師添削のタイミングがピア・レスポンスに与える影響
【発表資料(PDF)】
自身で文章を推敲することができる、自律的な学習者を育てるためのスキャフォールディングとしての添削について考える。
田中啓行 日本語学習者の作文執筆のプロセスに見られる修正の位置と種類
【発表資料(PDF)】
日本語学習者の作文執筆過程における修正の種類・位置を分類し,学習者の作文執筆の特徴について検討する。
安達万里江 作文の「内容」を評価するために―「いい内容」とは何かを探る―
【発表資料(PDF)】
中級レベルでは、どのような作文が「いい内容」だと言えるのか。日本語教育学以外の観点も踏まえ、「いい内容」の評価研究について考える。
本間祥子 日本語を学ぶ子どもたちの発達段階における書くことの意味
【発表資料(PDF)】
シンガポール日本人学校において実施した、子どもたちが「移動しながら生きる自分と向き合う」作文の授業実践をとおして検討する。

第3部(13:00~14:50)「作文研究と教育指導」

(作文指導の観点から,どのように指導し,支援するかについて考える内容の研究)
村岡貴子 大学院日本語学習者のためのアカデミック・ライティング教育 -論文スキーマ形成を促すために-
【発表資料(PDF)】
大学院留学生である日本語学習者の文章・内省データを分析し、アカデミック・ライティング教育への課題を示す。
木戸光子 文章構造分析から見た日本語教育の作文教育-文章レベルの誤用をめぐって
【発表資料(PDF)】
中上級日本語学習者の作文の文章構造分析や添削、学習者との対話を通して文章レベルの誤用の要因を考察する。
石井雄隆 外国語教育における第二言語ライティング研究・支援ツールの動向
【発表資料(PDF)】
外国語教育における作文研究・支援ツールの動向について紹介し、これからの作文指導の在り方について検討する。

第4部(15:00~15:50) ポスター発表(午後の部)


李 在鎬 読み書きを支援するウェブシステム
【発表資料(PDF)】
学習者の作文を自動評価するシステム「jWriter」と文章の難しさを自動判定する「jReadability」の現状と課題を紹介する。
青木優子 韓国人日本語学習者の意見文における文段意識
【発表資料(PDF)】
韓国人上級日本語学習者が意見文を書く際に、話題のまとまりをどのように作っているか、まとまり意識について考察する。
三谷彩華 日本語教育学の研究論文における反復表現の分析
【発表資料(PDF)】
本研究では、日本語教育学の研究論文50編を対象に、論文内で反復して用いられる機能と表現を分析する。
杜 暁傑 文章に見られる条件節省略文の用法
【発表資料(PDF)】
条件節省略文は文章においてどのように使われているかを調査し、その用法を分析する。
尹 智鉉 日本人大学院生の意見文における意見生成と論証の構造
【発表資料(PDF)】
日本人大学院生が作成した意見文を、意見の種類によって三つのタイプに分類し、各タイプにおける意見生成と論証の構造について考察する。

第5部(16:00~17:00):「作文研究と評価」

(作文を評価の観点から捉える研究)
野口裕之 ラッシュ系モデルによる尺度構成ー作文研究およびCEFR尺度の開発
【発表資料(PDF)】
パフォーマンス測定に用いられるラッシュ・モデルと総称されるテスト理論モデルの適用例と多様なモデルを紹介する。
小森和子 意見文に対する自動評価と教師による評価の関係
【発表資料(PDF)】
意見文に対する評価において、コンピュータの自動評価と日本語教師の評価とが、どの程度一致するのかについてについて考える。
まとめ| 17:00~17:30